米国国務省キャリー・ファウラー博士のシンポジウムを開催
―作物遺伝資源多様性保全の第一人者が語るレジリエントな食料システムの未来―
令和6年9月12日
国際農研
米国国務省キャリー・ファウラー博士のシンポジウムを開催
―作物遺伝資源多様性保全の第一人者が語るレジリエントな食料システムの未来―
ポイント
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概要
国際農研は、令和6年10月11日 (金) に特別シンポジウム『作物遺伝資源多様性保全に捧げたキャリアと適応作物と土壌のための新ミッション』を東京大学弥生講堂にて開催します。
気候変動や食料安全保障の課題が深刻化する中、持続可能な農業の実現のためには、地球規模で多様な遺伝資源を保全し、利用することが重要です。本シンポジウムでは、この分野の第一人者であり、2024年世界食糧賞 (World Food Prize) 受賞者に選ばれた米国国務省の世界食料安全保障担当特使キャリー・ファウラー博士をお招きし、レジリエントな農業と食料システムの実現に向けた取組について議論します。
本シンポジウムでは、キャリー・ファウラー博士による基調講演 (作物遺伝資源多様性保全の重要性、2024年世界食糧賞受賞に至る取組) に加え、アフリカにおける強靭な食料システム実現のための適応作物と土壌に関するビジョンとして、VACS (Vision for Adapted Crops and Soils) の目的と展望について紹介します。さらに、パネルディスカッションでは、アフリカでの適応作物や土壌の研究経験のあるパネリストを交え、協力可能性のある分野について意見交換を行います。
本シンポジウムは、食料安全保障や持続可能な農業に関心のある研究者、政策立案者、学生にとって貴重な学びの機会になることが期待されます。
【開催概要】
2024年世界食糧賞受賞者 キャリー・ファウラー博士特別シンポジウム
「作物遺伝資源多様性保全に捧げたキャリアと適応作物と土壌のための新ミッション」
- 開催日時:令和6年10月11日 (金) 14:00~16:30 (会場受付13:30より)
- 開催場所:東京大学弥生講堂 一条ホール
(東京都文京区弥生1-1-1 東京大学農学部内)
* 会場参加は200名を予定しています。
* Zoomウェビナーを利用したオンライン視聴を併用。 - 主催:国際農研
- 後援:外務省、農林水産省、農学知的支援ネットワーク (JISNAS)
- 申込方法:国際農研のホームページからお申し込み下さい。
日本語 : https://www.jircas.go.jp/ja/event/2024/e20241011
英語 : https://www.jircas.go.jp/en/event/2024/e20241011
(申込締切:2024年10月9日 (水) 17:00) - 使用言語:日本語・英語 (同時通訳あり)
- 参加費:無料 (どなたでも参加できます)
【プログラム】※若干変更となる場合があります
時間 |
演題および登壇者 |
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14:00-14:10 |
開会挨拶 |
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セッション1: ファウラー博士のキャリアを振り返る:強靭な農業・食料システムのための遺伝資源多様性保全 |
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14:10-14:20 |
日本ジーンバンクの紹介 |
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14:20-14:30 |
ファウラー博士の経歴紹介 |
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14:30-15:15 |
基調講演 |
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セッション2: VACSとは? アフリカにおける強靭な食料システム実現のための適応作物と健全な土壌のビジョン |
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15:15-15:25 |
西アフリカの食料安全保障における、無視され十分に活用されてこなかった植物種の重要性 |
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15:25-15:35 |
スーダンサバンナにおいて将来の気候リスクを緩和する土壌類型ごとのササゲ栽培システム |
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15:35-15:45 |
適応作物のための健全な土壌‐異分野連携の必要性 |
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セッション3: ファウラー博士との意見交換 |
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15:50-16:25 |
パネルセッション、Q&A |
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16:25-16:30 |
閉会挨拶 |
問い合わせ先など
国際農研 (茨城県つくば市) 理事長 小山 修
- 研究推進責任者:
- 国際農研 プログラムディレクター 飯山 みゆき
- 研究担当者:
- 国際農研 情報広報室プロジェクトリーダー 白鳥 佐紀子
- 広報担当者:
- 国際農研 情報広報室長 大森 圭祐
プレス用 e-mail:koho-jircas@ml.affrc.go.jp