国立研究開発法人 国際農林水産業研究センター | JIRCAS
-A A +A

イネの高温障害に関する国際シンポジウムを開催 ー世界のコメ生産への温暖化影響と適応策を議論ー

ドキュメントファイル: 

  • 農研機構ロゴ

平成30年1月9日
国立研究開発法人 農研機構
国立研究開発法人 国際農林水産業研究センター

 

イネの高温障害に関する国際シンポジウムを開催
ー世界のコメ生産への温暖化影響と適応策を議論ー

ポイント

  • 1月26日(金曜日)、つくば市内で国際シンポジウム「気候変動下のイネの高温障害にたちむかう国際観測ネットワーク MINCERnet」を開催します。
  • 温暖化による高温障害が世界各地のコメ生産にもたらす影響と対策を議論します。

概要

 異常気象の多発や地球温暖化の進行が農業に及ぼす影響が懸念されています。なかでも、コメは世界人口の半数以上の主食であり、高温障害への対策は世界的に重要な課題です。高温による作物の減収への対策について、栽培、育種など複数の分野で研究・開発が進められていますが、イネの場合は高温障害に直接関与する水田内環境のデータが十分ではなく、誤った要因解析や影響評価がなされ、適応策を正しく評価できない可能性があります。

 このため、農研機構農業環境変動研究センターでは、モンスーンアジア農業環境研究コンソーシアム(MARCO)の枠組みを利用して、世界の稲作地域を結ぶ国際観測ネットワーク(MINCERnet)を組織し、水田群落内の環境条件と高温障害・収量との関連を調査してきました。

 本シンポジウムでは、各国の研究者がイネ高温障害の実態とこれまでの研究成果を報告し、適応策の有効性を評価するための今後のMINCERnetの活動について議論します。

1.開催日時
  平成30年1月26日(金曜日) 9:30 ~ 17:00

2.開催場所
  つくば国際会議場(エポカルつくば) 中会議室202
  〒305-0032 茨城県つくば市竹園2-20-3

3.内容等
  別紙をご覧ください。また、以下の開催案内ページからもご覧いただけます。
  https://www.jircas.go.jp/ja/event/2017/e20180126
      https://www.naro.affrc.go.jp/event/list/2017/12/078423.html  

4.主催
  農研機構(NARO)

5.共催
  国際農林水産業研究センター(JIRCAS)

6.後援
  農林水産省農林水産技術会議事務局、日本農業気象学会、日本作物学会

7.使用言語
  英語

8.参加費
  無料

9.参加方法
  事前の参加登録をお願いします。
  1月19日(金曜日)までに、以下URLからご登録ください。
   https://pursue.dc.affrc.go.jp/form/fm/naro190/20180126

問い合わせ先

農研機構農業環境変動研究センター企画連携室

TEL 029-838-8191 FAX 029-838-8199
E-mail mincer2018@ml.affrc.go.jp

本資料は、筑波研究学園都市記者会、農政クラブ、農林記者会、農業技術クラブに配布しています。

別紙

農研機構-MARCO国際シンポジウム

「気候変動下のイネの高温障害にたちむかう

国際観測ネットワーク MINCERnet」

 

開催日時:平成30年1月26日(金曜日)  9:30~17:00

開催場所:つくば国際会議場(エポカルつくば) 中会議室202

(〒305-0032 茨城県つくば市竹園2-20-3)

主催:農研機構 (NARO)

共催:国際農林水産業研究センター (JIRCAS)

後援:農林水産省農林水産技術会議事務局、日本農業気象学会、日本作物学会

使用言語:英語
 

プログラム(予定)

9:30     開会挨拶          井邊 時雄 (農研機構 理事長)

9:45     国際観測ネットワークMINCERnetについて

吉本 真由美 (農研機構 農業環境変動研究センター)

福岡 峰彦 (農研機構 食農ビジネス推進センター)

 世界の多様な水田群落熱環境と高温不稔発生の実態

10:15    オーストラリアの水田では酷暑環境でも予想よりイネ高温不稔が少ない

松井 勤 (岐阜大学)

10:45    中国長江流域の水田の多湿・弱風の気象条件下におけるイネ高温不稔

Xiaohai Tian (Yangtze University, 中国)

11:15    アメリカ南部における高夜温とそれがイネの稔実に及ぼす影響

Lee Tarpley (Texas AgriLife Research, アメリカ合衆国)

11:45 - 13:15     昼食

 高温不稔に対する適応策とMINCERnetの今後の展開

13:15    フィリピンの水田での高温不稔の実態と高温耐性品種作出のための圃場試験

Norvie L. Manigbas (Philippine Rice Research Institute, フィリピン)

13:45    イネの開花時刻は栽培された場所の地理的条件と気象条件によって異なる

小林 和広 (島根大学)

14:15    熱帯の水田における高温不稔の実態と高温障害適応策としての早朝開花性

石丸 努 (農研機構 中央農業研究センター)

14:45 - 15:15     休憩

 将来の水資源の変動下のコメ生産影響評価へのMINCERnetの活用

15:15    スリランカにおける高温と乾燥ストレスがイネに及ぼす影響

WMW. Weerakoon, Silva Chandradasa (Field Crops Research & Development Institute, スリランカ)

15:45    西アフリカでの不安定な水環境とケイ素施肥がイネの高温ストレスに及ぼす効果

辻本 泰弘 (JIRCAS), Wilson Dogbe (SARI-CSIR, ガーナ)

16:15    総合討論:これまでのモニタリング結果の総括と今後の研究の展開について

16:45    閉会挨拶          中島 一雄 (JIRCAS, プログラムディレクター)

 

 

開催事務局・問い合わせ先
〒305-8604 茨城県つくば市観音台3-1-3
農研機構農業環境変動研究センター
MINCERnetシンポジウム事務局
E-mail: mincer2018@ml.affrc.go.jp