現地の動き - ルワンダ

  • Pick Up

    12. 新型コロナウイルス・パンデミック ― アフリカの模範国:ルワンダの農業が直面する課題

    アフリカの内陸国ルワンダにおいて、約100日間に50万人以上が命を落としたとされる大虐殺から、2020年4月7日で早くも26年が経ちます。 この間、観光産業、ICT、都市インフラへの投資は目覚しく、ルワンダは、紛争後の再建に成功した模範国として挙げられ、医療分野でもアフリカの成功例として称えられています。新型コロナウィルス (COVID-19) に関しては 、政府は前年にエボラ感染を阻止した経験を活かしつつ、ロックダウンを開始しました。そんなルワンダですが、経済の根幹を担うのは未だに小規模農業です。日本の人口密度を遥かに超える過度な人口圧力の下、農地の細分化・狭小化が進行しており、持続的な栽培技術と体系が求められています。同時に、栄養の面からも、多様な食品を摂取する必要性があります。