上流域に劣化山地を抱える流域の水土保全機能に関する研究ニーズ把握を目的とした現地視察ならびに関係機関との意見交換
| 報告書番号 | 出張年月 | 国名 | 関連プログラム | 公表年月日 |
|---|---|---|---|---|
| R07-0538 | 2026年03月 - 2026年03月 | フィリピン |
成果の概要
流域全体における水土保全機能に関する研究ニーズおよび動向を把握するため,現地調査を実施した。本調査では,カバンカラン市およびラカルロタ市を対象として調査を行った。対象流域の特徴として,上流山間部において土地利用が森林から畑地へと転換され,土砂流出が顕著となっていることが挙げられる。さらに,昨年には下流域において大規模な洪水被害が発生し,流域の主要産業であるサトウキビ農業に甚大な影響を与えている。このような状況から,当該流域ではインフラ整備に加え,適切な土地利用管理を通じた流域治水および流域水資源管理の推進が重要な課題となっている。本調査では,山間部から河川下流域に至るまでの農業関連土地利用の現状を踏査するとともに,セントラルフィリピン州立大学(CPSU)および砂糖統制庁(SRA)において聞き取り調査を実施した。これらの現地調査結果を踏まえ,山・里・海の連環を基盤とした気象災害に強靱な食料生産システムの構築および水土保全機能の強化に向けた研究ニーズおよび研究動向の整理を行った。
フィリピン