農家への展示栽培の確認
成果の概要
ジョグジャカルタ特別州でのイネの展示栽培では、複数の関係者が参加し、いもち病に対する抵抗性を持つ系統の生育状況が確認された。展示圃場では播種後約1か月の段階で分げつが進み、順調な生育が見られた。展示圃場ではいもち病の発病は認められなかったが、周辺圃場では葉への感染が確認された。施肥は地域の慣行に従って段階的に行われ、窒素施肥量は政府推奨値に準じており、肥料利用効率は約60%と推定された。展示に向けた打ち合わせでは、無農薬区と生物農薬施用区を設け、慣行に従って病害発生時に防除を行う方針が確認された。展示は収穫期直前に実施予定で、地域の農家や普及員を対象とすることを確認した。
インドネシア