1.「土壌炭素貯留および作物生産を最大化する総合的農地管理の実現」に向けたFS調査
2.長期連用試験結果の論文化に向けた打合せ、およびバイオ炭圃場試験でのサンプリング
成果の概要
1.タイ国内における炭素動態モデル研究および炭素クレジット化の動向を把握し、今後の連携可能性を探ることを目的としてタイ農業局(DOA)、土地開発局(LDD)、マヒドン大学よびコンケン大学の土壌研究グループとの協議を実施した。国際農研が50年にわたって実施してきた長期連用試験の今後の展開や各研究機関との協力体制、SATREPS等大型外部資金への応募について協議することができた。本出張は熱帯地域に適用可能な土壌炭素動態モデルの確立と、広域における炭素貯留ポテンシャルの評価に資する研究プロジェクトの形成に資するものとなった。
2.中央タイのロッブリーで実施している不耕起試験について、今期中の論文公表に向けた打合せを実施した。また、DOAのコンケン畑作研究所内で実施しているバイオ炭施用試験圃場において、自動採水システムによる土壌溶液の採取を実施した。採取したサンプルはコンケン畑作研究所に分析を依頼した。
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