成果の概要

SATREPSプロジェクトの研究計画についてのカンボジア側のカウンターパートとの協議、および用排水システムの水利設計を行うためのモデルサイトの調査を実施した。また、キックオフ・ミーティング、ワークショップに参加し、研究計画について討議を行った。
実証サイトにおいて現況の灌漑状況を把握するために用水路、圃場、排水路に設置した水位計のデータ収集を実施した。各圃場の水位データからは、慣行の水管理における常時湛水する圃場における給水のタイミングが観測できた。7月に初回のデータ収集を実施した際との実測水深の整合性もほとんど問題はなかった。
キックオフ・ミーティング、ワークショップでは、農研機構・国際農研のメンバーやカウンターパートの研究者等と、12月予定のクラウド型水位計の設置方法の詳細を検討したほか、排水路の整備の必要性や路線の選択方法等、整備に向けた議論の材料を蓄積する必要について互いに確認した。