成果の概要

先の出張で着手した「キノボリウオのミズアブ飼料等を給餌する試験」の供試魚を水揚げし、飼料別の成長状況を把握するとともに、供試魚の成長率が高い餌を特定した。但しこの試験は供試魚の平均体重を元に投餌量を決定する「定量給餌」で実施したため、実際に供試魚が摂餌した量の正確な把握には至っていない。そこで、残餌の回収により実際の摂餌量を計測する「飽和給餌試験」を改めて行うべく、新たな水槽飼育試験に着手した。これにより、キノボリウオの成長率が最大となる給餌量ならびに飼料中の最適ミズアブ配合率をより正確に把握する。さらに、キノボリウオの水田養魚試験実施に向け、関係者との調整ならびに試験に用いる圃場の区画整備を進めた。