成果の概要

ベトナム・ハノイの農業遺伝学研究所において、グリーンアジアプロジェクトでの越境性植物病害に関する共同研究のキックオフミーティングを開催した。日本側の出席者は、国際農研からの4名に加え、農林水産省技術会議事務局国際研究官室から1名であった。一方ベトナム側からは、農業農村開発省の他、植物防疫研究所、農業遺伝学研究所から10名の出席があった。会議では、国際農研と農業遺伝学研究所との共同研究プロジェクトについて、その位置づけや取り組み内容について、出席した関係各機関で共有された。
現地実証試験では、例年に比較して栽培期に高温であったために、葉いもちの感染が少なく、穂いもちとしての感染は認められなかったとの報告を受けた。新たな試験候補地となる圃場を訪問し、実施の可能性に必要な情報収集を継続し、それらを基に試験地と試験設計を決定することとした。