タイにおける植物生理機能活性資材を活用したカンキツ持続的栽培確立のための土壌特性把握
成果の概要
令和5年度に採択された農研機構代表のSATREPS(地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム)研究課題「熱帯山間地における小規模農業経営自立のための植物生理活性物質によるカンキツの持続的安定栽培技術開発」では、カンキツグリーニング病の被害を抑制する技術を開発し、カンキツの持続的安定栽培体系を確立し、これをタイ北部山岳地域の小規模農家に導入し、農業経営自立を実証することを目的としている。
土壌pHはカンキツグリーニング病の発現に影響を与えるため、今回の出張では、タイ北部山岳地域の農村を訪問し、カンキツ圃場の土壌試料を採取した。現在、pHを測定中である。また、高地研究開発研究所からタイ北部山岳地域のカンキツ栽培状況について情報収集を行うとともに、実態把握のための調査項目について詳細な打ち合わせを行った。
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