・プロジェクト管理および施肥技術の受容性評価
・緩和・適応評価のための現地圃場の選定と試験実施体制の構築
成果の概要
出張者らが開発したリン浸漬処理技術の農家への受容性を明らかにするための肥料販売実験の販売実績を整理した。民間肥料会社、JICA技術協力プロジェクト、JICA事務所、マダガスカル農業畜産省とこれらの進捗を共有し、次作期の技術普及手法を協議した。また、世界銀行の稲作プロジェクトと国連食糧農業機関(FAO)を訪問し、リン浸漬処理技術や水稲新品種の利用促進のための協力を要請した。合わせて、イネの根系、出穂、分げつに関わる品種特性とリン浸漬処理や有機物資材の施肥技術との相互作用を解明するために実施中の圃場試験を訪問し、生育収量データを獲得した。
マダガスカルで最も高温環境にある北西部の稲作地域において、気候変動に対する水稲作の緩和策と、適応策の相互作用を解明するための試験圃場の選定と必要資機材の調達を行い、マダガスカル国立農村開発応用研究センター北西部地域研究所の所長等と試験概要に合意、実施体制を構築した。
マダガスカル