ナマコ中間育成システムダイナミクスモデル構築のための経営経済調査
成果の概要
これまでのWeb会議等を通して、カウンターパートから情報を収集し、システムダイナミクスモデルのフレームを構築した。ここに実際のデータや情報を追加すること、モデルの改善を図ることを目的に現地調査を行った。ナマコ中間育成に適していると想定した離島、他国が予算提供してナマコ増殖試験を行っている離島の漁場環境や漁村を調査した。当該調査から、労働力やコミュニティ、養殖期間、密漁対策、季節風や台風の影響、環境保全、水質などの情報を収集した。早速現地でこれらの一部の情報を追加したシステムダイナミクスモデルで、カウンターパートと議論した。当該モデルは大きく3つのパートに分かれており、第1中間育成、第2中間育成、この2つを統合し、なおかつ収益性を分析する経営パートとなっており、復命者が主に担当する経営パートは概ね完成した。第1中間育成、第2中間育成は今後モデルの改善が必要であることが明らかになった。
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