成果の概要

アフリカ稲作支援：タンザニア アルーシャ州オルジョロ地区において、アルーシャ工科大学（ATC）と共に循環かんがい試験区の設定を行い、令和5年3月中旬からのメイズ作付けに向けた循環かんがい試験を開始した。キリマンジャロ州ローアモシかんがい地域のアッパーマボギニ地区において、NIRC（国家かんがい庁）とKADP（キリマンジャロ農業開発計画）と共に、排水不良が深刻なMS-1ブロックから浅層暗渠試験を実施する6圃場を選定した。また、KATC（キリマンジャロ農業研究センター）試験圃場においてカットドレーンミニ、カットブレーカーミニの試験施工を行った。アルーシャ市にて、関係者を対象としたテクニカルコミッティを開催した。
持続的土地管理：インド中央塩類土壌研究所（CSSRI）に研究活動の進捗状況を説明し、今後の予定を協議した。ライシメーター試験の状況を確認し、気象データと土壌水分・塩分データを取得した。圃場試験の状況を確認し、気象観測装置の補修および追加設置を行った。共同研究セミナーを開催し、「カットソイラーによる浅層暗渠ユーザーズガイド」を公表した。日本大使館、JICA事務所を訪問し、情報交換を行った。