チーク植栽適地図の精度検証調査
成果の概要
ラオス国ルアンパバーン県ルアンパバーン郡及びシエングン郡において試作したチーク植栽適地図の精度検証を目的として、47地点のチーク人工林において調査区を設け、毎木調査及び表層土壌試料の採取を実施した。地位指数を7段階の地位級に区分した予測モデルの精度が約50%であるのに対し、検証調査による適地図の予測精度は正解率で40%未満と、モデル適用範囲の拡張によりやや低下がみられた。1段違いまで正解とみなした場合、正解率は約80%を示すものの、3段階以上外れた結果も15%あることから、更なる調整が必要であることが示唆された。地位指数予測モデルの精度向上のため、52年生林分の毎木調査及び土壌断面調査を実施し、土壌試料を採取した。JIRCAS-NAFRI-NUOL共同研究ワークショップに出席し、これまでの研究成果について報告を行った。
ラオス