国立研究開発法人 国際農林水産業研究センター | JIRCAS

技術情報伝達に関する調査

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H30-0498 2019年3月-2019年3月 マダガスカル 農産物安定生産 2019年7月5日

成果の概要

対象地域における稲作技術の情報伝達の実態を明らかにするために、稲作技術普及を展開するJICAプロジェクト(PAPRIZ 2)の活動集落を対象に、①農民トレーナーの選抜方法と彼らに対する研修の概要、②農民トレーナーから研修を受けた農家から他の農家への情報拡散、について聞き取り調査を行った。農民トレーナーは、チームを組んで研修することが多く、それを通じてトレーナー自身が相互に学習し、一般農家からの信頼につながっていることが示唆された。効率性や地理的な平等性を優先するあまり、農民トレーナーの選定において、形式的な基準(地域的な広がりや人間関係の独立性など)を適用すれば、かえって効果的な普及を阻害することになりかねないと考えられた。農家間の情報伝達は、近隣の親戚や知人に限定され、一般的に農家間の情報ネットワークは希薄で、農民組織の役職や農業経営規模や作物の多様化などは、情報伝達力とは無関係であることが分かった。

マダガスカル