小麦イニシアティブ研究理事会等への参加のため

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H29-0321 2017年11月 - 2017年11月 イタリア

成果の概要

11月15~16日にかけて行われた小麦イニシアティブの各種会合に参加した。15日には研究理事会が開催され、翌日からの会合に先立って、WIの活動の現状の総括および今後の運営方針についての議論を行った。現状については、ドイツ・ベルリンへの事務局以降の現状報告がなされたほか、今年後半に行われた大規模なアンケート調査の結果を踏まえて、今後の運営体制の変更(1. 研究機関レベルでWIへの参加を認めること、2. 研究委員会の構成を変更し、作業部会(EWG)のリーダーを加えるとともに、各国二名を一名に減員すること、3. これまで別個に置かれていたInternational Scientific Coordinator (ISC)と研究理事会のchairを統合し、ISCが研究理事会のchairを兼任すること、4. 移行をスムーズに進めるため、現行の研究理事会メンバーの任期を一年延長し、現体制を維持すること)について議論し、得られた成案を翌日からの会合に諮ることとした。16日には、午前中、研究委員会と機関調整委員会が並行して進められ(出張者は研究員会に参加)、午後には、WI発足以来初となる研究理事会、研究委員会と機関調整委員会の三者合同会議が開催された。研究委員会と午後の合同会議では、ドイツ・ベルリンへの事務局移行に関して主体となるJKI (Julius Kühn Institute)のProf. Ordon(WI研究委員会委員長)から順調に準備が進んでいることが報告された。また、前日の研究理事会で決定した新運営体制について議論し、いずれも大筋で了承された。その他、WIの活動の活性化について活発な意見交換があり、特にEWGのさらなる活動強化が必要という点で、多くの参加者の意見が一致した。

イタリア

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