稲作試験の開始
成果の概要
今年度から交付金課題として実施している、ガーナ北部州Nwogu村の補給かんがい試験圃場におけるイネの栽培試験の収穫調査を、カウンタパート機関であるサバンナ農業研究所(SARI: Savanna Agricultural Research Institute)と連携して完了した。昨年に比べ、今年は全体的に収量が低かった。これは、生育初期の干ばつによる株立ち不良と、病虫害の発生が影響していた。農家トライアルではトラブルにより補給かんがいの実施タイミングが遅れ、平均収量は大幅に減少した。他方、補給かんがい適応品種の評価試験は、圃場の土質が安定してきたこともあり、品種間の差がより明瞭に捉えられた。補給かんがいにより大きな穂数の補償効果が得られる品種のあることが分かった。
ガーナ