SATREPSマダガスカルにおける技術普及事前調査

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H29-0169 2017年08月 - 2017年09月 マダガスカル

成果の概要

SATREPSマダガスカル課題4における稲作技術普及にかかわる要因解明のための予備調査として、JICA技プロPAPRIZ(中央高地コメ生産性向上プロジェクト)に参加した農家と普及員を対象に聞き取り調査を実施した。主な調査項目は、農家:経営概況、コメの売買、PAPRIZから学んだ技術内容、PAPRIZに対する評価、普及員:PAPRIZに協力する理由、農家との接し方の工夫、である。
調査地は、Vakinakaratra Region, Antsirabe II Districtである。農家(24名)と普及員(10名)の選定は、JICA事務所を通じて現地協力者(カウンターパートとして現地の普及活動を取りまとめている普及員)に依頼した。経営面積は1.2 ha(うち0.48 haが稲作地)で、家畜については、ほぼ全農家が鶏を、少数の農家が牛や豚を数頭飼養している。PAPRIZプロジェクからは、正条植え、回転除草機、施肥の3つを主に学び、7割の農家は、それらをプロジェクト非参加農家にも伝えている。PAPRIZに対する評価は、農家、普及員ともに押しなべて高いが、調査対象がPAPRIZに協力的な者であることは考慮する必要がある。

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