コムギ栽培前の試験準備、小流域の気象観測、非湛水期のため池調査、ガリ侵食の調査、及び調査活動等に関する協議

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H28-0442 2017年03月 - 2017年03月 エチオピア

成果の概要

1 コムギ栽培試験の準備
メケレ大学のFT(営農技術)改良犂を牛で牽引するため、犂の接続・取付部分を改良した新メケレ犂を製作中である。小雨の後、従来のマレシャ犂と新メケレ犂で第1回目の全面耕起をメケレ大学圃場で行う。
2 小流域の気象観測
気象観測装置を設置し、小流域の気象観測を行うため、保護用フェンスを上流民家の庭先に設営した。センサー類をフェンス内に設置し、毎年6月中旬頃から始まる雨期の気象観測データを収集する。
3 非湛水期のため池調査
今年度は降水が多く、ため池内に貯水が残っているため、ため池底地の水準測量ができなかった。そこで、これまで3回のアディザボイため池における貯水面積と水深の観測結果から、ため池の水深コンター図とH-Q(水深-貯留量)曲線を推定した。
4 土壌侵食の調査
傾斜地のコムギ栽培試験圃場として活用を計画しているアディザボイため池小流域上流のコムギ畑において、新たにリル侵食が発生した。4箇所のリル侵食を対象にそれらの体積の定量観測を行った。
5 調査活動等に関する協議
メケレ大学と上記の研究課題(コムギ栽培試験、気象観測、ため池調査、土壌侵食調査)に関する打合せを行った。

エチオピア

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