国立研究開発法人 国際農林水産業研究センター | JIRCAS

媒介虫の病原体媒介行動に関する定量化手法の開発

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H28-0359 2016年12月-2016年12月 タイ 農産物安定生産 2017年3月13日

成果の概要

本課題では、白葉病の媒介虫に対するサトウキビおよび近縁種の抵抗性評価法を策定するため、媒介虫の病原体媒介行動の定量化手法を開発することとなっている。そのためには、サトウキビの代表的品種および近縁種を用いた実験系を確立する必要がある。定量化に用いるEPGシステム(DC Electrical Penetration Graph system)は、虫と植物に電極をつなぎ、微弱な電流を流し、虫が口針を植物に刺した時に、刺した部位や吸汁などの行動ごとに発生する特異的な波形を観測する装置である。これまでの研究で、白葉病の主要媒介虫であるタイワンマダラヨコバイが栽培品種KK3を吸汁した際の波形とそれに対応する吸汁行動(探針行動、唾液吐出など)を明らかにした。今回の出張では、サトウキビの近縁種等で吸汁行動解析が可能かどうか評価することを目的とした。同課題を主に担当するコンケン大学の大学院生に対して吸汁行動解析に関する技術指導を行い、コンケン産サトウキビ品種(感受性)とサトウキビ近縁種上での吸汁波形の観測を行った。またサトウキビとその野生種等に対する病原体の虫媒接種技術を開発するための実験について、今後の実験計画などについて打ち合わせを行った。

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