成果の概要
環境傾度が土壌化学性に与える影響を解明することを目的として、ラオス北部山地地域であるルアンパバーン県ルアンパバーン郡のメコン川沿いの低地を起点としたシエングン郡の山地までの約40kmの測線上に、標高、地形、気候条件により設定した13の調査区のうち、調査区10~13において簡易土壌調査を行い土壌分布の概要把握と土壌試料の採取を実施した。また、斜面位置や傾斜等と土壌理化学性の微小的な変異との関係を把握するための小流域を対象とした調査をルアンパバーン郡の低降水量・中標高域において開始した。