パラオ課題に関する現地情報収集と共同研究機関との協議

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H28-0234 2016年09月 - 2016年10月 パラオ

成果の概要

パラオ共和国における林業の実態把握、森林の生態系機能の評価に関する情報収集、行政担当者等との共同研究についての意見交換を行った。パラオは森林率が82%と非常に高く、森林管理は保全及び回復が中心であるが、臨時の伐採やマホガニーなどの私有地での財産的な人工林経営も行われている。共和国政府の林業局職員は6名であり、アメリカ森林局の強い影響下にあり、資源調査やトレーニングなどはアメリカ森林局が共同で行っている。植生や土壌など天然資源の分布状況もアメリカからの支援などにより情報は整備されている。国際支援と観光に頼る特殊な経済構造の同国において、国内農産物への需要の増減と健全な土地利用とのバランスが今後の農林水産業に与える影響は大きいと思われる。

パラオ

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