コメ市場調査、農村および陸稲生産現場の視察

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H27-0468 2016年01月 - 2016年01月 ラオス

成果の概要

ラオスの首都・ヴィエンチャン及びラオス北部の古都・ルアンパバーンで食料品市場及び農村のコメ市場を調査した。ラオスでは糯米を主食とする文化があり、ヴィエンチャン及びルアンパバーンの一般的なコメ市場では、糯米が多く販売されていた。しかし、ヴィエンチャンは都市化が進んでおり、外国資本で建設されたショッピングセンターでは粳米が主に販売されていた。このショッピングセンターにおいて、最高値で販売されていたコメは、ラオス産無農薬日本米と表記された粳米であった。現在のラオスでは伝統的な糯米料理や粳米を使った麺料理(カオピアック等)だけでなく、粳米をつかった外国料理(日本や中華料理等)の需要が高まっていることが示唆された。また、National Agriculture and Forestry Research Institute(NAFRI)において、イネの圃場環境および遺伝資源(種子)の保管環境を視察した。視察した日(1月24日)はNAFRIではイネの苗の準備が行われていた。圃場環境は良好であり、種々の栽培試験が可能な環境であった。イネの種子は複数の冷蔵庫に地域別に保存され、適切に管理されていた。

ラオス

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