ニジェール
関連するJIRCASの動き
イスフ・ニジェール共和国大統領と岩永理事長によるバイ会談
令和元年8月28日(水)から30日(金)に、横浜で開催されるアフリカ開発会議(TICAD7)への出席のために来日中のニジェール共和国のイスフ・マハマドゥ(Issoufou Mahamadou)大統領閣下の要請により、8月27日(火)に岩永理事長との二者会談が行われ、ニジェールの食料安全保障を達成しうる農業開発のために有用な研究協力について、協議されました。
ニジェール共和国のアバニ・サニ外務・協力事務次官が国際農研をご訪問
平成31年2月21日、ニジェール共和国のイブラヒム・アバニ・サニ外務・協力・アフリカ統合・在外ニジェール人省事務次官が国際農研をご訪問されました。
関連する現地の動き
刊行物
JIRCASニュース(87)
国立研究開発法人国際農林水産業研究センター, JIRCASニュース. 87 ( )
jircas_news-87_-.pdf2.98 MB
JIRCAS Newsletter(87)
Japan International Research Center for Agricultural Sciences, JIRCAS Newsletter. 87 ( )
jircas_newsletter-87_-.pdf2.38 MB
Conservation de la Végétation - Une technique de plantation d’arbre -
REPUBLIQUE DU NIGER MINISTERE DE L’AGRICULTURE DIRECTION DES ETUDES ET DE LA PROGRAMMATION, Japan International Research Center for Agricultural Sciences, マニュアル・ガイドライン. ( )
manual_guideline-_-.pdf3.48 MB
Une utilisation efficace de la technique de microdose d’engrais
REPUBLIQUE DU NIGER MINISTERE DE L’AGRICULTURE DIRECTION DES ETUDES ET DE LA PROGRAMMATION, Japan International Research Center for Agricultural Sciences, マニュアル・ガイドライン. ( )
manual_guideline-_-.pdf1.7 MB
Guide pour la Gestion et la Conservation des Ressources Naturelle, 2012
REPUBLIQUE DU NIGER MINISTERE DE L’AGRICULTURE DIRECTION DES ETUDES ET DE LA PROGRAMMATION, Japan International Research Center for Agricultural Sciences, マニュアル・ガイドライン. ( )
関連するイベント・シンポジウム
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ニジェール国・マリ国小規模農村における自然資源管理に関するセミナー
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ニジェール国 ニアメ市
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「自然沼の水資源を利用した乾期野菜栽培促進のためのマニュアル」の広報セミナー
- 場所
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ニジェール国ニアメ市 AFRICA HALL
出張報告書
報告書番号 | 出張年月 | 国名 | 出張目的 | 関連プログラム |
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H26-0376 | 2014年11月 - 2014年11月 | ニジェール | 総合地球環境学研究所・研究プロ「砂漠化をめぐる風と人と土」に関わるライシメータ試験の実施及び各種データの取得 | 資源環境管理 |
H26-0034 | 2014年05月 - 2014年08月 | ガーナ, ニジェール | 1)アフリカ連絡拠点業務、研究情報収集、プロジェクト調整、関係諸機関との調整、2)低コスト水利施設の開発(被覆植物を活用した補強対策に係る試験) | 情報収集・提供, 食料安定生産 |
H25-0626 | 2014年03月 - 2014年05月 | ニジェール | 貯水池の有効活用を通じた持続的農村開発の促進 | 資源環境管理 |
研究成果情報
- マリ、ニジェールにおける自然資源保全管理のためのガイドラインの整備(2012)
マリ、ニジェールの自然資源が劣化しつつある地域において、土地や植生を保全し農業の持続性を図るため、住民組織や地方行政が一体となって行う自然資源保全管理手法をガイドラインと技術マニュアルに取りまとめている。これらは地方行政官が村落住民と共に保全活動を行う際の手引き書として活用される。
- 限られた水資源を利活用した乾期野菜栽培促進のためのマニュアル(2011)
ニジェール国において限られた水資源を利活用し乾期の野菜栽培を促進する手法を、実証調査の結果に基づき、組織化、家畜の食害対策、栽培技術の改善の分野から、農業省調査計画局と協力し、取りまとめたマニュアルである。
- 協同組合の設立と運営のためのマニュアル(2010)
このマニュアルは、ニジェール国農業畜産省農民組織化・推進局と共同で作成されており、協同組合設置に関する各種法令に基づいた、汎用性があり、かつ実践的な内容となっている。協同組合の設立と運営のための原則的な考え方と手続きが、このマニュアルのみで理解できる。
- 西アフリカ・サヘル地域の農村における農地-集落系の窒素フローの評価(2009)
西アフリカ・サヘル地域では、農地から村に持ち込まれる収穫窒素物の66%は粗放管理畑に依存しているが、粗放管理畑への窒素供給は風成塵のみであり、窒素投入量から窒素持ち出し量を差し引いた値はマイナスである。一方、村からの廃棄物、家畜糞尿、屎尿は全て村に近い畑に投入されるため、これらの畑では4~13 t N 年-1(7~245 kg N ha-1 年-1)の窒素過剰となり、系内に窒素の偏りが生じ、少ない窒素資源が効率的に利用されていない。
- 西アフリカ・サヘル地域における持続的作物生産のための有機物資材の必要投入量は0.8 t C ha-1である(2009)
西アフリカ・サヘル地域における土壌有機物動態の予測に対し、既存の土壌有機物動態モデルRothamsted Carbon Modelの予測精度は、調査した全ての土壌管理技術において概ね良好であり、土壌有機物動態の長期的予測は可能である。検証したモデルによれば、持続的作物生産のための有機質資材の必要投入量は約0.8 t C ha-1である。
- 西アフリカ・サヘル地域における風食抑制と収量増加を可能にする新たな省力的砂漠化対処技術「耕地内休閑システム」(2008)
サヘル地域における省力的砂漠化対処技術「耕地内休閑システム」を開発し、その有用性を実証した。本技術により、砂漠化の主要因である風食の大幅な抑制とトウジンビエの増収を達成できる。
- 西アフリカ・サヘル帯ファカラ地区に関する研究情報資源のメタデータ作成と公開(2007)
西アフリカ・サヘル帯ファカラ地区で、過去および現行のプロジェクトにより得られた生態環境特性把握に関する情報、衛星画像及び雨量分布、土地利用に関する研究情報資源は、メタデータの作成及び公開によってその利便性が高まった。
- 熱帯低肥沃砂質土壌の可給態窒素量は吸光度測定法で推定できる(2007)
リン酸緩衝液を用いた土壌抽出液の280 nmでの吸光度は、西アフリカサヘル域の砂質土壌の可給態窒素量と有意な関係が認められ、また、トウジンビエの初期生育乾物重とも有意な関係が認められることから、その土地の窒素肥沃度を推定することができる。本法は分光光度計を用いた簡易で迅速な方法であり、途上国で適用可能である。
- 西アフリカ・サヘル帯へ導入可能なササゲ品種(2006)
西アフリカ起源のササゲ遺伝資源からサヘル帯に導入可能な子実・飼料生産兼用品種を選定した。選定した品種は農民が栽培している品種より子実生産能力に優れ、密植によりさらにその生産量が高まる。
- 西アフリカ・サヘル帯における作物残渣還元と化学肥料施用およびササゲとの輪作によるトウジンビエ生産量と土壌有機物の持続的向上(2006)
西アフリカ・サヘル帯においては、トウジンビエ残渣還元と化学肥料施用を組み合わせた肥培管理を行うことにより、砂質土壌に有機物が蓄積し、トウジンビエの生産量が増加する。また、家畜飼料として利用されているササゲを輪作に組み込むことにより、土壌有機物量はさらに高まり、トウジンビエの生産量もさらに増大する。