水田における現地調査(気候変動総合およびJICAカンボジア1期)
成果の概要
本研究課題では、水田における湛水状況の把握を目的として、SAR衛星データを活用しているが、イネの生育に伴って電磁波が群落内を透過せず、湛水判別が困難になるという問題が生じている。この問題に対し、熱赤外画像の活用を検討した。その結果、裸地とイネ生育域における地表面温度の違いが明瞭に確認され、熱赤外データが土地被覆や水分状態の違いを反映可能であることが示された。イネの生育期においても同様の観測を実施し、特に間断灌漑による湛水の有無がイネ群落表層の温度分布に与える影響について検討する予定である。
また、対象圃場では微地形に起因する水分分布のばらつきにより、地上水位データと衛星データの不一致が確認されている。このため、LiDARによる高精度地形計測を実施したが、刈り取り残渣などの影響により精度に課題が残った。播種前の均平化後に再度LiDARによる地形調査を実施する予定である。
カンボジア