成果の概要

インドネシアにおける環境調和型稲作の推進に関する政策的背景と現地ニーズを把握するため、関係機関との意見交換および圃場調査を実施した。イネの高温による不稔の発生について議論し、気候変動に対応した高温回避性の付与についての緊急性は低く、他の地域での実施が妥当であるとした。化学肥料の使用量低減に関する多地点試験の実施可能性についてFS調査し、改良系統の特徴が確認でき、実験圃場が適切に管理されていることを確認した。