成果の概要

イタリア・ローマのFAO（国連食糧農業機関）本部において、FAO設立80周年を記念して開催された国際会議「持続可能な未来のためのバイオテクノロジー：農業食品システムイノベーションを推進する（Biotechnologies for a Sustainable Future: Driving Agrifood Systems Transformation）」に参加した。Day 1の全体会議「バイオテクノロジーのイノベーションと持続可能性の新たな領域（Biotechnological Innovations and Sustainability Frontiers）」に登壇し、レジリエント作物の創出を目指した先端研究の取り組みについて発表を行った。また、効率的・包摂的・強靱かつ持続可能な農業食料システムと食料安全保障の達成に向けたバイオテクノロジーの役割について、各国政府や国際機関等の関係者と意見交換を行い、将来の展望について議論を深めた。併せて、レジリエント作物プロジェクトをはじめとする当該分野における国際農研の取り組みとその成果を広く発信するとともに、国際的ステークホルダーとの意見交換を通じてネットワークの強化を図った。