イモ類研究強化のための事前調査
報告書番号 | 出張年月 | 国名 | 関連プログラム | 公表年月日 |
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R07-0056 | 2025年05月 - 2025年06月 | ナイジェリア |
成果の概要
ナイジェリア・イバダンの国際熱帯農業研究所(IITA)を訪問し、ヤムおよびキャッサバの育種・栽培試験圃場、育苗・加工施設等の見学および現地研究者との意見交換を行った。ヤムでは栽培法の違いによる生育や収量への影響調査、キャッサバではIITAが実施する育種選抜圃場に加え、ドローンによる生育把握・収量予測の試験圃場を視察した。また、キャッサバモザイク病(CMD)抵抗性評価の効率性や現在も目視に依存している現状を確認し、DNAマーカー選抜技術導入の重要性が分かった。キャッサバ育種ユニットとの面談では、連携の可能性についても意見交換を行った。全体として、効率的な育種選抜に向けた分子育種技術の活用や、東南アジアでのキャッサバ研究の知見共有を通じた今後の共同研究体制の構築に資する有意義な訪問となった。
ナイジェリア