研究計画についての協議および水文気象トレンドを明らかにするためのモデルサイト流域の踏査
成果の概要
SATREPSプロジェクトの目的である「メタン排出削減型水管理システムを構築し、間断灌漑を高度化する」に関係して、気候変動の影響を考慮した水文環境を把握するための調査を行った。今回の出張は、モデルサイトのプルサット流域の土地利用及び雨季の水文状況の把握のため、流域を踏査した。パイロットサイトの水源であるダムナック・アンピル頭首工の上流部・支川合流前の地点に、ダムナック・チュークロム頭首工が完成し、本川の全量取水している状況であった。現状、ダムナック・アンピル頭首工からの取水の多くは支川に依存しているが、今後、支川の土地利用開発がさらに進むと、この水量も減少することが懸念される。
カンボジア