地球と食料の未来のために
Japan International Research Center for Agricultural Sciences
環境適応型林業プロジェクトの担当課題では、熱帯林遺伝資源の簡便な環境適応性評価手法の開発を目指している。今後熱帯域では、気温の上昇、乾燥の頻度の増加が考えられており、温度や乾燥への応答を樹種ごとに明らかにし、モデル開発に応用する必要がある。本出張では、カウンターパート機関であるマレーシア森林研究所において、重要林業樹種である複数のフタバガキ科樹木の実生を対象に、これまでに実施してきた乾燥実験および温度操作実験の検証実験を行い、乾燥応答および温度応答の樹種間差を調べた。