イネいもち病抵抗性系統の圃場での実証研究に向けた研究打ち合わせおよびいもち病に関する病理研究とイネ遺伝資源系統維持管理に関する情報交換
成果の概要
フィリピン稲研究所(PhilRice)では、国際農研で開発したいもち病抵抗性育種系統群について、有効性を評価するための現地実証試験に関する打ち合わせを行い、いもち病が多発しているフィリピン国内複数個所の候補地について検討を行った。また、PhilRice本所のいもち病抵抗性研究に関わる試験圃場や研究施設を視察し、IRRI-JIRCASプロジェクトで開発した判別システムが有効に活用されていることを確認した。
国際稲研究所(IRRI)では、ジーンバンクにおいて多数のイネ遺伝資源を保存・維持管理している状況を視察し、種子配布などにおける国際農研との連携の可能性について検討した。また植物病理部門では、IRRI-JIRCASプロジェクトで開発したいもち病判別システムが活用されており、新たな防除技術の開発研究を進める上で国際農研との連携が期待されていた。
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