サバクトビバッタの野外調査を実施するため
成果の概要
モーリタニア国において、モーリタニア国立サバクトビバッタ防除センターと共同でサバクトビバッタの生態解明のための野外調査及び飼育実験を実施した。昨年度に引き続き、低密度時に発生する孤独相を調査し、1)形態、2)交尾行動に関する情報を得た。また、採集個体を用いて半野外条件下で飼育実験し、3)産卵能力、4)飛翔筋の発達、)5)雄成虫の黄色化、に関する情報を得た。これらの結果は、大発生のメカニズムを理解するために必要となる群生相化メカニズムを説明する重要な知見となる。FAOが管轄する西アフリカサバクトビバッタ対策委員会本部を訪問し、共同研究の可能性について協議した。
モーリタニア
アルジェリア