水稲作等における高収益低環境負荷技術の開発(夏秋作収穫)、JIRCAS-カントー大学気候変動プロジェクトワークショップ2019(JIRCAS-CTU ClimateChange project Workshop2019)への参加、発表
成果の概要
「湛水稲わら分解再生栽培」についてカウンタパートと協議し、メコンデルタ3期作における再生栽培の技術要因の分析結果を論文に取りまとめた。また、今回の収穫調査により、前試験の結果をもとに選択した技術の効果が検証された。その結果、メコンデルタ3期作における再生栽培は、技術障壁が低く、成功確率が高いことが明らかになった。近年、コンバイン収穫の普及が稲わらの土壌へのすき込み量を増やし、水田からのメタン排出を増大させる方向にある。しかし、コンバイン収穫と親和性の高い「湛水稲わら分解再生栽培」が普及すれば、逆に、水田からのメタン排出を大きく減少できる。プロジェクトワークショップでは、本成果と「湛水稲わら分解2期作」のメタン排出削減量測定試験の途中経過を報告した。
ベトナム