理事長インセンティブ動向調査

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H30-1331 2018年08月 - 2018年08月 ルワンダ

成果の概要

本情報収集は、小規模農業に経済を依存し、多様な作物が栽培されていながら、未だに農村地域での栄養状況に改善の余地があるルワンダ北西部で実施された。食事調査(4世帯)・社会経済調査(16世帯)と限られたサンプル数ではあるが、動物性タンパク質に欠け、数品目の植物性食品偏重の変化に乏しい食生活が浮き彫りになった。また地域内でも世帯間で食事回数が異なり、貧しい世帯ほど朝食・昼食など省略する傾向がみられた。成長阻害や貧血や微量栄養素問題を抜本的に解決するには、農業技術の導入のみならず、教育を含めたマルチセクター、対象世帯のニーズを適切に組み上げた戦略が重要であると考えられる。ルワンダでも、気候・気象・土壌条件が変わるだけで比較優位のある農産物・家畜が多様であり、今回の予備調査を改善させた調査手法を通じて、栄養介入分野を簡易に評価するツールの開発や分析、プロジェクト構想につなげていく計画である。

ルワンダ

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