気候変動対応プロに係る専門的見地からの現地調査及び研究指導
成果の概要
カウンターパート機関である農業畜産灌漑省農業研究局(DAR)との共同研究について、当該機関の場内で実施されている栽培試験の現場視察を行い、その有効性及び収集データの検討を行った。その結果、Ratoon作の水生産性比較圃場栽培試験及びコンクリート枠経年栽培試験、また、成育等観察データ収集については、実験計画どおりに実施されていることを確認した。以上から、上記一連の試験から得られる結果は、本技術の適応性の判断のための指標になり、農家圃場への技術移転に向けた基盤的知見を得られると考えられた。さらに、最終日に公開セミナーを行い、研究者らとの幅広い意見交換を行った。また、農家ほ場においては、本農法の実証試験が行なわれている。導入1年目のほ場が大半であったために、現地ほ場での十分な適応性評価には至らなかったが、ほ場を管理する現地普及員から得られる情報等を基に、今後の方向性について議論、指導した。
ミャンマー