アフリカ連絡拠点業務、第53回熱帯生態学・保護学会(ATBC)参加

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H28-2002 2016年06月 - 2016年06月 フランス

成果の概要

第53回熱帯生態学・保護学会(ATBC)、シンポジウム「熱帯森林地域における木炭・食糧生産・水循環のトレードオフ関係を理解するためのネクサス・アプローチの応用」(Applying the nexus approach to understand tradeoffs and synergies between charcoal, food and water production in tropical forests) に参加。途上国では未だに大多数の住民が木質燃料に依存しており、とくに近年の都市化で木炭への需要が急増している。非持続的な伐採・非効率な炭化技術に依存した生産活動は、住民の生業を支える重要な生計活動である一方、農村生態系への負の影響というトレードオフをもたらしており、効果的な対応策が模索されている。出張者はケニア・ルワンダ・エチオピアの事例研究を交え、社会制度・生態学的条件理解の重要性について口頭発表を行った。当シンポジウムは、メキシコ自治大学研究者等の掛声により、途上国における木炭の持続的利用問題に関する第一人者や社会生態系モデル分析専門家が会しての会合であった。シンポジウムでの発表・議論を基に、学術誌上で特集号を組むことに合意した。

フランス

関連するページ