インドシナ半島地域における家畜飼料基盤の確立

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H27-0507 2016年02月 - 2016年03月 ラオス

成果の概要

畜産研究センター(LRC)において、トウモロコシサイレージ、イナワラ、ビール粕を用いて肥育試験を行ったところ、肥育成績、枝肉重量、精肉重量とも在来種に比べ交雑種の生産性が高かった。ナームアン村での牛の舎飼い実証試験においてイナワラ、キャッサバ茎のみを給与した区においてはほとんど増体がみられなかったが、キャッサバチップ、ビール粕を併給した場合、一日当たりの増体量が増加した。ナームアン村から村民をLRCに招へいし給与方法を中心とする牛の飼養方法の研修を行った。ラオス国立大学におけるキャッサバのサイレージ化に関する試験について、タンパク質源として酵母を添加した試験の試料の化学分析、消化性、ガス発生量などのデータを取りまとめ論文化を開始した。さらに本プロジェクトにおいて得られた乳酸菌をもちいて調製したキャッサバサイレージの農家での調整・給与試験がラオス大学で開始され、この試験の遂行上の情報提供など指導を行った。

ラオス

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