みどりの食料システム戦略
アジアモンスーン地域向けの技術カタログを公開
―技術の実装を促進し持続的食料システム構築へ貢献―

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令和5年3月27
国際農
農研機

みどりの食料システム戦略
アジアモンスーン地域向けの技術カタログを公開
―技術の実装を促進し持続的食料システム構築へ貢献―

ポイント

  • みどりの食料システム戦略アジアモンスーン地域技術カタログ(ver1.0)を令和5年3月27日に国際農研Webサイトで公開
  • 近年の我が国研究機関の成果の中から、温室効果ガスの削減や化学肥料の低減など「みどりの食料システム戦略」で掲げる分野に貢献しうる23技術を英文と和文でとりまとめ
  • アジアモンスーン地域の持続的な食料システム構築の一助となることを期待

概要

 国際農研は、アジアモンスーン地域での活用が期待される技術について取りまとめた、「アジアモンスーン地域の生産力向上と持続性の両立に資する技術カタログ」(以下、技術カタログ)の初版を公開しました。

 日本を含むアジアモンスーン地域は、高温多湿な気候条件、水田主体の農業、中小規模農家の割合の高さといった地域の特徴を共有していることから、我が国の技術の中には、アジアモンスーン地域で活用可能なものが多くあります。
 そこで国際農研は、我が国の研究機関が、国内での研究や国際共同研究で近年(直近10年程度)得た成果の中から、温室効果ガス削減、化学肥料低減、化学農薬低減など、「みどりの食料システム戦略」で掲げる分野に貢献しうる技術を取りまとめました。今般公開した初版は、国際農研および農研機構の成果のうち計23技術について、上記の「分野」、対象品目(水稲、コムギ、畜産等)、技術の開発段階(実証、実装)で分類し、英文と和文でそれぞれ作成しています。今後、林業、水産業分野の成果や、新たに創出された技術成果を含め、より多くの技術を追加する予定です。
 技術カタログは、アジアモンスーン地域の行政官、研究者、普及担当者、農業者、民間セクターを含む多様な関係者に利用されることを想定しています。これらの技術が各地で実装されることにより、アジアモンスーン地域における持続的な食料システム構築の一助になることが期待されます。

 なお本取組は、農林水産省の「みどりの食料システム基盤農業技術のアジアモンスーン地域応用促進事業」の交付を受けて、「グリーンアジア」プロジェクトの一環として実施しています。

問い合わせ先

国際農研(茨城県つくば市)理事長 小山 修

研究推進責任者:
国際農研 プログラムディレクター 飯山 みゆき
研究担当者:
国際農研 社会科学領域長兼プロジェクトリーダー 舟木 康郎
広報担当者:
国際農研 情報広報室長 大森 圭祐
プレス用 e-mail:koho-jircas@ml.affrc.go.jp
本資料は、農政クラブ、農林記者会、農業技術クラブ、筑波研究学園都市記者会に配付しています。

※国際農研(こくさいのうけん)は、国立研究開発法人 国際農林水産業研究センターのコミュニケーションネームです。
新聞、TV等の報道でも当センターの名称としては「国際農研」のご使用をお願い申し上げます。

【参考資料】

技術カタログ公開URL(令和5年3月27日9:00公開)
日本語:https://www.jircas.go.jp/ja/greenasia/techcatalog
英 語:https://www.jircas.go.jp/en/greenasia/techcatalog
※みどりの食料システム国際情報センターWebサイト内

技術カタログの表紙および内容

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