成果の概要
水田畦畔を被覆植物によって補強する技術の開発にあたって、台湾においては情報収集調査の一環として国際水田・水環境工学会に参加すると共に、前中長期計画期間のプロジェクトの関連成果を公表し、意見交換に努めた。タンザニアの試験ほ場においては、植栽16ヶ月後の供試植物群落の生産構造を把握するために地上部地下部重などを測定した。また、目的とする植物群落が形成された後の管理方法のうち、簡易種子散布工による追播更新技術を確立するための試験の開始に先立ち、イネ科3種の被覆植物を植栽し本試験の下地を整えた。