ラオスの焼畑二次林に出現する樹木データベース
ラオスは多くの森林保全・管理などのプロジェクトが行われていることから,ラオス独自の樹木の基盤的な情報の収集と保存が不可欠である。そこで、2011年から2015年にかけてラオス中部のビエンチャン県焼畑二次林で収集した約300資料から,さく葉標本を作製した。これらの標本について同定が完了したものから,CCDセンサーによりスキャナー画像をデータベース化した。
本データベースは、ラオスの農林研究所(National Aguriculture Forest Research Institute),森林研究センター(Forest Science Research Center)および(独)国際農林水産業研究センターが実施する共同研究プロジェクト ”インドシナ農山村における農家経済の持続的安定性の確立と自立度の向上”の一環として取りまとめたものである。
これらのデータベースに収録したラオスに生育する樹木に関する情報を、ラオスの農林業技術開発に従事する研究者,行政職員,NGO職員などの関係者らに活用していただければ幸いである。