成果の概要

1. 北京の国家会議中心National Convention Centerで10月23日から25日まで開催された第4回国際人工林学会（4th International Congress of Planted Forests、中国語表記は第４届世界人工林大会）に参加した。この学会では価値化林業プロジェクトの重要な対象であるチークの人工林を含めた世界の人工林研究に関する発表が行われたので、その動向把握に努めた。また、この中で、APAFRI（アジア太平洋地域森林研究機関連合）が、アジア森林研究ネットワークAsia Forest Research Network(AFRN)の構築に向けて、“Roles of Research Institute and University on Forest Plantation and Landscape Restoration in Asia”(アジアにおける人工林と景観修復のための研究機関及び大学の役割)というセッションを開催したので、これに参加して、東南アジア各国機関の代表者たちと情報交換した。
2. 中国林業科学研究院Chinese Academy of Forestryの創立60周年記念行事に参加した。記念行事の一環として10月26日には北京のFriendship Hotelで行われたInternational Symposium on Heads of Forest Research Institutions　- Forest Research in Response to Climate Change（森林研究機関代表者の国際シンポジウム「気候変動に対応した森林研究」）に参加し、世界の森林研究機関の代表者の講演を聞き、情報交換を行った。10月27日には中国林業科学研究院60周年式典に参加し、研究施設を見学した。