熱帯農業地域における国別研究問題とその背景 : 第1部
国際農林水産業研究センター研究資料
ISSN | 13404334 |
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書誌レコードID(総合目録DB) | AN10442873 |
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researchdoc3-_1-107.pdf21.3 MB
国際農業研究という調整区分は開発途上地域の農林水産業に関する研究を対象としている。したがって、農学の殆どすべての専門領域を含む、広範かつ多様な問題をこの区分の中に包含している。研究の対象地域はこれまでの熱帯・亜熱帯地域のみならず、東アジア東北部・北部、中央アジア、南米高緯度地帯、更に東ヨーロッパへと広がった。国際農業研究( international agricultural research)という言葉は開発途上地域の農林水産業に関する研究というカテゴリーが徐々に形成されつつある。
農林水産業はその地域の自然環境及び社会経済条件によって著しく制約を受けるため、その技術開発研究及び関連基礎研究はそれらの条件の上に立脚しているので、対象地域を意識した国際農業研究というカテゴリーが生まれる。現在の地球化時代における人口の爆発的増加による食料問題、地球環境問題等が勿論この内に含まれる。
国際農林水産業研究センター(JIRCAS)は旧熱帯農業研究センター(TARC)を継承し、水産を含む各研究領域をより一層鮮明にした立場で充実し、対象地域を拡大した。
本研究資料は旧熱帯農業研究センターにおいて平成3年度に行われた国際研究企画検討会における検討会資料として、調査情報部研究技術情報官(現海外情報部国際研究情報官)等によって提出されたものを取りまとめたものである。平成2年度において開発途上国の各地域の特性を踏まえて、アジアI、アジアII、オセアニア、アフリカ、中南米地域ごとの研究ニーズ及びそれらの位置づけ等を検討したところであるが、平成3年度にはベトナム、ミャンマー、バングラデシュ、インドネシア、パキスタン、トルコ、シリア、ジンバブエ、ケニア及びブラジルの各国別の農林業及びその技術動向、国立農業研究機関の現況、各国の研究ニーズ、国際共同研究実施上の問題点などについて検討を行った。新センターに組織再編が行われたが、上記の検討結果は今後も重要な役割を担うと考えられるので、本研究資料No.3に掲載し、今後の利用に供したい。内容的に不十分な点も多々あるので、今後積極的に補完・充実していくことが期待される。
農林水産業はその地域の自然環境及び社会経済条件によって著しく制約を受けるため、その技術開発研究及び関連基礎研究はそれらの条件の上に立脚しているので、対象地域を意識した国際農業研究というカテゴリーが生まれる。現在の地球化時代における人口の爆発的増加による食料問題、地球環境問題等が勿論この内に含まれる。
国際農林水産業研究センター(JIRCAS)は旧熱帯農業研究センター(TARC)を継承し、水産を含む各研究領域をより一層鮮明にした立場で充実し、対象地域を拡大した。
本研究資料は旧熱帯農業研究センターにおいて平成3年度に行われた国際研究企画検討会における検討会資料として、調査情報部研究技術情報官(現海外情報部国際研究情報官)等によって提出されたものを取りまとめたものである。平成2年度において開発途上国の各地域の特性を踏まえて、アジアI、アジアII、オセアニア、アフリカ、中南米地域ごとの研究ニーズ及びそれらの位置づけ等を検討したところであるが、平成3年度にはベトナム、ミャンマー、バングラデシュ、インドネシア、パキスタン、トルコ、シリア、ジンバブエ、ケニア及びブラジルの各国別の農林業及びその技術動向、国立農業研究機関の現況、各国の研究ニーズ、国際共同研究実施上の問題点などについて検討を行った。新センターに組織再編が行われたが、上記の検討結果は今後も重要な役割を担うと考えられるので、本研究資料No.3に掲載し、今後の利用に供したい。内容的に不十分な点も多々あるので、今後積極的に補完・充実していくことが期待される。
刊行年月日 | |
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作成者 | 大野芳和 石原修二 牛膓英夫 尾和尚人 濱村邦夫 池田俊彌 宮重俊一 |
著者キーワード | 国別研究ニーズ NARS 国際共同研究 農林業動向 農林業技術動向 NARS international collaboration forestry agricultural technology |
公開者 | 農林水産省国際農林水産業研究センター |
オンライン掲載日 | |
巻 | 3 |
開始ページ | 1 |
終了ページ | 107 |
言語 | jpn |