【国際農研メルマガ 6月号】 今日は「国際熱帯デー」
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【国際農林水産業研究センター メールマガジン 第107号】
(2022年6月号)
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本日6月29日は「国際熱帯デー」
国際・熱帯と言えば、「国際農研」です。
国際農研は、熱帯農業研究センターとして1970年に発足しました。
これまで熱帯及び亜熱帯に属する地域における農林水産業に関する技術向上のための試験研究を行っています。
また、沖縄の石垣島に熱帯・島嶼研究拠点があり、気候を生かした研究もを行っています。
https://www.jircas.go.jp/ja/program/proc/blog/20220629
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■最新トピックス
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●ガーナ、ブルキナファソを対象とした営農計画策定支援プログラムを公開
小規模農家による技術選択を含む意思決定を効率的に支援することが可能になりました。
https://www.jircas.go.jp/ja/reports/2022/r20220622
●アフリカにおける「かんがいスキームにおける水資源利用効率化に資する技術マニュアル」を公開
今後深刻化すると思われる水資源制約や施設劣化に対応した水利用効率向上に資する手法を説明した技術マニュアルです。
https://www.jircas.go.jp/ja/reports/2022/r20220621
●アフリカにおける低コスト水利施設マニュアルを公開
アフリカの農家が開田した水田の水路は土水路であることが多く、強度の強い雨や水の流れにより浸食され、機能が低下することが多いです。
公開したマニュアルでは、農家で実施可能な費用が安い水路の補強対策について紹介しています。
https://www.jircas.go.jp/ja/reports/2022/r20220601
●稲作への湛水と落水を繰り返す間断かんがい(AWD)実施の効果をライフサイクルアセスメントにより評価
ベトナム・メコンデルタにおいて年間を通じてAWDを実施した場合、農家の利益は6%増益し、GHG排出量は38%削減することを明らかにしました。
AWDは気候変動の有望な緩和策および適応策として期待されます。
https://www.jircas.go.jp/ja/release/2022/press202204
●微生物の培養だけでセルロースを糖化する技術を開発
微生物培養のみでセルロース繊維を糖化できることから、高コスト化の原因となっていたセルラーゼ酵素の購入は不要です。
さらに、微生物は何度でも繰り返し培養できる、安価で効率的な次世代の糖化技術です。
https://www.jircas.go.jp/ja/release/2022/press202203
●中川研究員が優秀発表賞(ポスター)を受賞
令和4年3月27~28日に開催された日本作物学会 第253回講演会において、生産環境・畜産領域の中川アンドレッサ研究員が、優秀発表賞(ポスター)を受賞しました。
https://www.jircas.go.jp/ja/reports/2022/r20220623
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■国際農研発の新技術・研究成果
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本日の国際熱帯デーにちなんで、国際農研の熱帯・島嶼研究拠点で開発された技術を紹介します。
●簡易茎頂接ぎ木法によるパッションフルーツのウイルスフリー化技術
国内のパッションフルーツ栽培増加に伴いウイルス病の発生が問題となっています。わが国のパッションフルーツは主に挿し木による栄養繁殖のためウイルス感染が拡大しやすいです。
今回開発したの技術は無菌操作や特殊な施設は不要で、処理約2カ月後にはウイルス検定が可能なため、現場への導入も容易になりました。
https://www.jircas.go.jp/ja/publication/research_results/2021_c02
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■ご案内
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●生研支援センターが「スタートアップ総合支援プログラム(SBIR支援)」を公募中
このプログラムでは、農林水産・食品分野で、新たなビジネス創出に向けて、スタートアップ等が取り組む革新的な研究開発を支援します。
公募締切:7月14日(木曜日)12時
詳細情報はこちらから
https://www.naro.go.jp/laboratory/brain/startup/koubo/R04.html
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■投稿記事募集
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海外での出来事、タイムリーな現地情報など、皆様からの投稿もお待ちしております。
記事の投稿は、所属と名前(匿名もOK)、タイトルを明記の上、
koho-jircas@ml.affrc.go.jp までお願いします。
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刊行年月日 | |
---|---|
作成者 | 国立研究開発法人国際農林水産業研究センター |
オンライン掲載日 | |
国立情報学研究所メタデータ主題語彙集(資源タイプ) | Article |
巻 | 107 |
言語 | jpn |