イネいもち病に関する国際ネットワーク研究のワークショップを開催-アジア・アフリカそして日本におけるいもち病研究の方向性を紹介-

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食料安定生産

いもち病は温帯から熱帯の稲が栽培される全ての地域で問題となる病気で、防除技術が求められています。(独)国際農林水産業研究センター(JIRCAS)は、2006年よりイネいもち病の防除技術の開発・普及を目指した「イネ安定生産のためのいもち病ネットワーク研究」をアジアの10か国、16研究機関、1大学とともに行っています。この研究成果や今後の研究方向を検討するための国際ワークショップを開催します。

主催

国際農林水産業研究センター

開催日
2013年9月25日(水)
場所

国際農林水産業研究センター国際会議室

プログラム
開催日時

2013年9月25日 13:30-17:10

内容

いもち病は温帯から熱帯の稲が栽培される全ての地域で問題となる病気で、防除技術が求められています。(独)国際農林水産業研究センター(JIRCAS)は、2006年よりイネいもち病の防除技術の開発・普及を目指した「イネ安定生産のためのいもち病ネットワーク研究」をアジアの10か国、16研究機関、1大学とともに行っています。この研究成果や今後の研究方向を検討するための国際ワークショップを開催します。

当日は、JIRCASに加えて、国際稲研究所(IRRI)が主催する温帯イネ研究コンソーシアム(TRRC)およびIRRIの病理・抵抗性研究グループ、アフリカ稲センター(AfricaRice)と進めている西アフリカでの育種・病理研究、さらには日本のゲノム研究の成果を利用したいもち病抵抗性育種プロジェクトの成果も紹介されます。

本ワークショップの開催により、JIRCASが対象とする熱帯地域、IRRIの温帯地域、AfricaRiceのアフリカにおける、それぞれの研究の連携や、日本の先進的な研究成果についての情報交換が行われ、いもち病に対する防除技術開発研究の促進が期待されます。

いもち病研究に関わる研究者のみならず、コメの生産や普及等に関わる方の出席を賜りたく、ご案内申し上げます。

使用言語は、英語です。

ワークショッププログラム

Workshop
Direction of blast studies in Asia, Africa, and Japan
ワークショップ「アジア、アフリカそして日本におけるいもち病研究の方向性」

Chairman: Dr. Seiji Yanagihara (JIRCAS)
座長:柳原誠司

At International Meeting Room, JIRCAS
会場:(独)国際農林水産業研究センター、国際会議室

13:30-17:10 On 25 September 2013
開催日:2013年9月25日

13:30-13:40
 Opening remarks JIRCAS president, Dr. Masaru Iwanaga
 開会の辞 国際農林水産業研究センター 理事長 岩永勝

13:40-16:50

1. Temperate Rice Research Consortium (TRRC)
    温帯稲研究コンソーシアム
    Dr. Kshirod Kumar Jena (IRRI) ジェナ博士(国際稲研究所)

2. Diversity of blast isolates and rice germplasm in West Africa
    西アフリカにおけるいもち病菌レースとイネの遺伝子変異
    Mr. Theophile Odjo (University of Abomey-Calavi, Benin)
    オジョ(アボメイカラビ大学、ベナン国)

3. Blast research network for stable rice production
    イネ安定生産のためのいもち病研究ネットワーク
    Dr. Yoshimichi Fukuta (JIRCAS) 福田善通(JIRCAS)

4. An overview of research activities of host plant resistance to rice blast at IRRI
    国際稲研究所におけるイネいもち病の抵抗性遺伝子に関する研究の概要
    Dr. Bo Zhou, Jonas Padilla, Berlaine Quime, Gui Xiao (IRRI)
    ゾウ博士ら(国際稲研究所)

5. Research project for blast resistance breeding using genomic information
    ゲノム情報を利用したいもち病抵抗性研究プロジェクト
    Dr. Hiroyuki Sato (NARO Kyushu Okinawa Agricultural Research Center, Japan) 佐藤宏之(九州沖縄農業研究センター)

6. Discussion 総合討論

受付期間
参集範囲
  • いもち病ネットワーク参画研究者、IRRI、AfricaRice、農研機構中央農業総合研究センター、九州沖縄農業研究センター
  • 外部参加も可
開催報告

国際ワークショップ「Direction of blast studies in Asia, Africa, and Japan(アジア、アフリカそして日本におけるいもち病研究の方向性)」開催の報告

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