研究成果情報 - 日本

国際農林水産業研究センターにおける研究成果のうち、成果が特に顕著で、広く利用を図ることが望ましいと考えられる成果を要約してご紹介しています。

各年度の国際農林水産業研究成果情報

  • 短日による日本稲の部分不稔の発生とその要因(1998)

    石垣島水稲二期作および三期作において「日本晴」よりも晩生の多くの品種で部分不稔が発生する。この不稔は短日条件により短縮花粉数減少するため生じるとみられる。

  • 糸状菌の一種に感染した暖地型イネ科牧野草の害虫に対する摂食阻害作用(1998)

    石垣島において、暖地型イネ科植物15草種において糸状菌の1種 Ephelis sp.の感染が確認された。これらの車種のうちパンゴラグラスにおいては、アワヨトウ幼虫およびマダラバッタ成虫が感染葉よりも非感染葉をより好んで摂食した。

  • パインアップル畑における赤黄色土侵食の発生実態と軽減対策(1995)

    パインアップル畑では、作業道路に沿って斜面下方に向かって土壌浸食が起きていることを明らかにした。その軽減対策として、耕起直後より畑面にピジョンピーを、斜面の下端にウィーピング・ラブグラスを栽培したのち、ピジョンピーを刈り倒して、パインアップルを不耕起定植する方法を組み立てた。

  • 耐暑性若莢用インゲンマメ品種「石垣1号」の育成(1994)

    亜熱帯に位置する南西諸島では、高温のため夏期の野菜栽培が困難である。そこで、夏期の野菜生産品目の多様化をめざして、夏期収穫の可能な耐暑性サヤインゲン「石垣1号」を品種育成した。