第46回熱研市民公開講座(12月4日)の開催案内
沖縄県石垣市に所在する熱帯・島嶼研究拠点(熱研)では、世界の熱帯・亜熱帯等の開発途上地域において農業の持続性や農産物の安定生産等に寄与する研究を行っています。熱研の研究活動の一端を分かり易く市民のみなさまに紹介し、研究活動を理解していただくとともに研究情報が市民のみなさまの生活の一助になることを期待し、熱研市民公開講座を開催しています。
2007年5月に初めて開催した熱研市民公開講座も、今回で46回目となりました。今回の「イネの『時』を操る品種改良」では、季節の変化に合わせて生長しているイネを栽培するための基礎知識として、品種の早生や晩生を決定する花芽形成の時期・季節、イネの花が開花し受精が行われる時間、それらの「時」を決める仕組みなどについて説明いたします。また、「時」を操る新たな試みとして、夏の猛暑による不稔を回避するため、熱研におけるイネの開花時間を早める品種改良についても紹介いたします。いつも同じ時期・季節に出穂・開花し、穂が一斉に黄金色になってから収穫されるイネはどのようにその「時」を感じているのでしょうか。その仕組みが分かれば、あなたもイネの「花咲か爺さん」になれるかも知れません。今後とも、熱研発の研究情報が石垣市内のイネ栽培農家の生産活動への一助になることを期待しています。多くの市民のみなさまのご来場をお待ちしています。
国際農研 熱帯・島嶼研究拠点(熱研)
-
電話0980-88-6201
-
FAX0980-82-0614
-
Emailpro-nekken@ml.affrc.go.jp