草本系バイオマス資源作物公開シンポジウム -エリアンサス・ススキ・ネピアグラスの可能性と今後の展開-
エリアンサス研究連絡会は、農林水産省所管の研究独法に所属するエリアンサス研究者の連絡組織として2009年5月15日に設立されました。温帯における栽培植物として最大級の乾物生産能を持つ多年生イネ科植物エリアンサスについて、バイオ燃料はもとより農業生産・地域社会への貢献の観点から、公共性の高い研究・技術開発をリードすることを目的としています。本シンポジウムでは、エリアンサスと同様に高い乾物生産能を持つススキとネピアグラスの研究紹介を含めて、資源作物全般の育種・栽培・利用等の情報を幅広く提供するとともに、今後の資源作物研究とその利用、とりわけバイオ燃料の事業化に向けて総合的に検討します。
- 主催
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エリアンサス研究連絡会
- 後援
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農研機構 九州沖縄農業研究センター
農研機構 畜産草地研究所
国際農林水産業研究センター
- 開催日
- 場所
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東京ファッションタウンビル(TFT)研修室908 (案内)
- プログラム
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内容
エリアンサス研究連絡会は、農林水産省所管の研究独法に所属するエリアンサス研究者の連絡組織として2009年5月15日に設立されました。温帯における栽培植物として最大級の乾物生産能を持つ多年生イネ科植物エリアンサスについて、バイオ燃料はもとより農業生産・地域社会への貢献の観点から、公共性の高い研究・技術開発をリードすることを目的としています。
JIRCASは、エリアンサス遺伝資源の評価と利用に関する独自の研究プロジェクト(主にタイ国にて実施)を推進すると同時に、地域活性化のためのバイオマス利用技術の開発(農水省委託プロジェクト)やセルロース系エタノール革新的生産システム開発事業(NEDO)等に参画してきました。さらに、わが国初のエリアンサス育成品種(JES1)を共同育成者として開発し登録出願しました。このようにJIRCASは、わが国のエリアンサス研究および利用の推進に積極的に携わるとともに、エリアンサス研究連絡会の中核として活動しています。
本シンポジウムでは、エリアンサスと同様に高い乾物生産能を持つススキとネピアグラスの研究紹介を含めて、資源作物全般の育種・栽培・利用等の情報を幅広く提供するとともに、今後の資源作物研究とその利用、とりわけバイオ燃料の事業化に向けて総合的に検討します。
皆様のご参加をお待ちしています。
プログラム13:15 開場 司会:小林真(農研機構 畜産草地研究所)
13:30 開会挨拶 我有満(農研機構 九州沖縄農業研究センター) 13:40 基調講演「エリアンサスを中心とする資源作物開発研究が目指す今日と明日」 杉本明(サトウキビコンサルタント) 14:10 Saccharumコンプレックスにおけるエリアンサスの類縁関係 霍田真一(国際農林水産業研究センター) 14:30 エリアンサスの遺伝資源とその利用 寺島義文(国際農林水産業研究センター) 14:50 新規セルロース系資源作物「エリアンサス」持続的栽培法 松波寿弥(農研機構 東北農業研究センター) 15:10 エリアンサスを利用したバイオマス原料の安定供給 我有満(農研機構 九州沖縄農業研究センター) 15:30 休憩 15:40 エリアンサスのガス化利用 武野計二(三菱重工業株式会社 (現:豊田工業大学)) 16:00 ススキ遺伝資源とその育種への利用ならびに寒地におけるススキのバイオマス生産システム 山田敏彦(北海道大学) 16:30 事業化に向けたネピアグラスの低コスト生産・収集体系の開発 鈴木剛(トヨタ自動車株式会社) 17:00 総合討論 座長:安藤象太郎(国際農林水産業研究センター)
17:30 閉会 閉会 - 受付期間
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- 参集範囲
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資源作物に関心を持つ産学官の関係者
- シンポジウムのホームページ