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1003. 国際母なる地球の日

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1003. 国際母なる地球の日

 

母なる地球は、緊急のアクションを呼びかけています。自然はダメージを受け、海洋はプラスチックで埋め尽くされ、酸性化しています。熱波・山火事・洪水が数百万人の人々の生活に影響を及ぼしています。

気候変動、自然の人為的な改変、森林破壊・土地利用変化・過度に集約化された農業生産・違法な野生生物取引を含む生物多様性の攪乱を伴う犯罪といった要因が、地球を破壊するスピードを加速させています。

国際母なる地球の日は、2009年に国連総会によって制定され、「地球とその生態系は私たちの故郷」であり、「自然と地球との調和を促進する必要がある」という認識を高める日とされています。


今年の国際母なる地球の日は、国連生態系回復の10年と連携を初めて3度目となるそうです。 国連生態系回復の10年は2021年から2030年まで実施され、国連の環境目標を促進することを目的としています。健全な生態系であればあるほど、地球および人々の健康も保たれます。傷ついた生態系を回復することで、貧困削減・気候変動対策・種の大量絶滅の回避に貢献します。全ての人々のコミットメントが必要です。

 

食料システムも、生物多様性喪失や気候変動に大きなインパクトをもたらしています。一方、個人の消費行動が生産地の生態系や地球の健康に影響を及ぼす過程についての情報がなければ、個人が地球環境保全にコミットする誘因も得られにくいでしょう。意識変化・行動変容を促すためにも、個人~地球レベルへと異なるスケールごとの食料システムと地球の健康の関係について、情報を発信していきたいと思います。

 

(文責:情報プログラム 飯山みゆき)
 

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