JIRCAS国際シンポジウム2011 「稲作技術開発の世界的潮流とわが国の研究貢献-GRiSP、CARDへの支援」

事前参加登録は11月10日17:00を持って締め切りました。当日参加は可能です。

JIRCASは、第3期中期計画期間の開始にあたり、関係機関の後援を得て、標記の国際シンポジウム(農林水産省委託「地球規模課題国際研究ネットワーク事業」を含む。)を開催いたします。本シンポジウムでは、国内外の一線で活躍する研究機関、開発機関、行政機関の関係者が、これまでの研究活動の成果と今後の方向性について意見交換を行い、国内外の連携のあり方についての指針を得ます。

JIRCAS国際シンポジウム
主催

国際農林水産業研究センター

後援

農林水産省農林水産技術会議事務局

農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)

農業生物資源研究所

農業環境技術研究所

国際協力機構

国際稲研究所

AfricaRice

持続的開発のための農林水産国際研究フォーラム

開催日
2011年11月14日(月)
場所

つくば国際会議場エポカル 中ホール200

プログラム
開催日時
  • 平成23年11月14日(月)

13:45~17:45(受付開始13:00) 国際シンポジウム(無料)
18:00~19:30 歓迎レセプション(有料 4,000円当日徴収)

  • 平成23年11月15日(火)

09:30~17:00(受付開始9:00) 国際シンポジウム(無料)

11月14日10:30~12:00 (祝賀レセプション 12:00~13:30)から、若手外国人研究者表彰式、記念講演等が開催されます。

趣旨

イネは、世界で最も重要な食用作物であり、コメの安定的な供給と生産性の向上は、世界の食料安全保障上極めて重要な課題です。近年、国際農業研究機関の改革や農業開発の現場と研究を結ぶ新たな動きの中で、世界コメ科学連携(GRiSP)やアフリカ稲作振興のための共同体(CARD)といった新たな研究機関間の連携の枠組みが出現し、わが国研究者の中核的な役割が期待されています。
 JIRCASは、世界の食料安全保障の確立を通じたわが国食料の安定供給に貢献するため、平成23年度から開始された新たな中期目標・計画に基づき、食料安定生産プログラムを設置し、「アフリカにおけるコメ生産向上のための技術開発」や「環境共生型稲作技術の創生」などの稲作技術開発の研究プロジェクトを推進しています。これらの効果的な実施とより広範な国際的な枠組みへの関与のためには、わが国の研究勢力と諸外国・国際機関を含めた関係機関のネットワークの形成が不可欠です。
 本シンポジウムでは、国内外の一線で活躍する研究機関、開発機関、行政機関の関係者が、これまでの研究活動の成果と今後の方向性について意見交換を行い、国内外の連携のあり方についての指針を得ます。

プログラム
11月14日(月)
13:45-15:35

開会セッション

主催者あいさつ:
 岩永 勝(JIRCAS理事長)
来賓あいさつ:
 西郷 正道(農林水産技術会議事務局研究総務官)

基調講演

  1. 「稲作技術開発の世界的潮流」      Achim Dobermann(国際稲研究所)
  2. 「国際コメ市場の現状と将来」      Concepción Calpe(国連食糧農業機関)
  3. 「アフリカのコメ:約束を現実に」Marco Wopereis(アフリカ稲センター)
15:55-17:45

セッション1 : ゲノム研究から育種へ
座長
 福田 善通(JIRCAS)
 Parminder Virk(国際稲研究所)

  1. 多収性育種                              加藤 浩(農研機構・作物研究所)
  2. わが国ゲノム研究の方向            矢野 昌裕(農業生物資源研究所)
  3. CGセンターにおけるゲノム研究  Hei Leung(国際稲研究所)
  4. 環境適応性遺伝子の利用            Matthias Wissuwa(JIRCAS)

質疑討論

18:00-19:30 歓迎レセプション
(於つくば国際会議場内エスポワール)
11月15日(火)
09:30-11:40

セッション2 : アフリカの稲増産のための研究課題
座長
 藤本 直也(JIRCAS)
 岡 直子(JIRCAS)

  1. CARDの実績と将来                 窪田 博之(JICA)
  2. アフリカ向け品種開発の進歩     神代 隆(アフリカ稲センター)
  3. 低コスト水田基盤整備技術        山田 潤一郎(JIRCAS)
  4. アフリカ低湿地の栽培技術        坂上 潤一(JIRCAS)

質疑討論

13:00-14:50

セッション3 : アジアにおける環境共生型稲作研究
座長
加納 健(JIRCAS)
柳原 誠司(JIRCAS)

  1. 中国における多収技術                                           Qian Qian(中国水稲研究所)
  2. 稲を基盤とした作付体系の課題                                Jagdish K. Ladha(南アジア穀物システムイニシアティブ)
  3. 気候変動と稲作技術                                              長谷川 利拡(農業環境技術研究所)
  4. 吸収窒素の利用効率に着目した収量向上理論の新展開  鳥山 和伸(JIRCAS)

質疑討論

15:05-16:50

パネルディスカッション : イネ・コメ研究を通じた国際連携
座長
 安中 正実(JIRCAS)
 山岡 和純(JIRCAS)

パネリスト
 浅沼 修一(名古屋大学)
 廣近 洋彦(農業生物資源研究所)
 岩永 勝(JIRCAS)
 窪田 博之(JICA)
 内川 昭彦(農林水産技術会議事務局)
 八木 一行(農業環境技術研究所)
 米山 忠克(農業・食品産業技術総合研究機構)
(パネルディスカッションは、農林水産省委託「地球規模課題国際研究ネットワーク事業」として実施します。)

16:50-17:00 閉会あいさつ
 安中 正実(JIRCAS理事)

 

事前参加登録は締め切りました。当日参加は可能です。

2011年 若手外国人農林水産研究者表彰式の詳細については、10月上旬掲載予定です。

受付期間
参加費

無料
14日終了後、つくば国際会議場「エスポワール」にて歓迎レセプション(会費4,000円 14日受付時に徴収)を行います。

使用言語

英語(日本語同時通訳)

定員

200名(定員になり次第、締め切らせていただきます。)

開催報告

JIRCAS国際シンポジウム2011開催報告「稲作技術開発の世界的潮流とわが国の研究貢献-GRiSP、CARDへの支援」

問い合わせ先

国際農研 研究戦略室

  • 住所
    〒305-8686 茨城県つくば市大わし1-1
  • 電話
    029-838-6706
  • FAX
    029-838-6316

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