研究成果情報 - ウズベキスタン
国際農林水産業研究センターにおける研究成果のうち、成果が特に顕著で、広く利用を図ることが望ましいと考えられる成果を要約してご紹介しています。
- 畝間灌漑を改良した簡易サージフロー灌漑法は浸透損失を抑制し節水できる(2018)
畝間への給水を1日間隔で2回に分けて行う簡易サージフロー灌漑法は、通常の畝間灌漑と比べ、灌漑中に生じる浸透損失を削減できる。この灌漑法は、新たな投資や大幅な労力の増加を伴わずに、圃場への給水量を19~22%節減できる。
- 塩害軽減のための低コスト浅層暗渠排水技術マニュアル(2017)
乾燥・半乾燥地域の灌漑農地における塩害軽減対策のための技術マニュアルである。塩類集積の要因と対策を示し、リーチング効果促進のため圃場の排水性の改善を図る低コスト型浅層暗渠排水技術を解説している。マニュアルは政府関係者、水消費者組合、農家が利用する。
- 高地下水位条件下における圃場レベルの塩害軽減対策のガイドライン(2012)
地下水に含まれる塩類に起因する塩害が深刻な中央アジアにおいて、農家が自ら実施できる圃場レベルの塩害対策技術を実証し、これを塩害軽減対策ガイドラインとして取りまとめた。
- 中央アジア地域の農林水産業特性及び研究技術動向(1994)
国際農林水産業研究センターの新たな対象地域として拡大した中央アジアの農林水産業及びその研究技術動向を緊急に調査し、農畜水産業特性と重要研究課題を摘出するとともに、今後の共同研究の可能性を明らかにした。